2012年12月27日木曜日

浅草

演劇集団 円は浅草の田原町を拠点がある。
そこにはホールも有り上演される事も多い。
娘遥はそこから徒歩5分ぐらいの処に住んでいる。
遥が円の研修生だった頃からするともう7年ぐらいになろうか。
私は公演がある時は出来るだけ観に行くようにしているから、浅草にはよく来ている。
そして来る度に良い町だなぁと思う。
勿論、浅草寺、仲見世、雷門の当たりはいつも観光客で一杯だが、都会の刺々しさは全くない。
やはりお店の人達等に下町の人情が行き届いているからであろう。
どの店に入っても優しく迎えてくれるし、食事をしても観光地は普通値段が高めだが、浅草はそんなことはなく安くいろんな物が食べられる。
上京する時は東京のあちこちに行ってみようと思うが、浅草にいるとすべて満たされた気持ちになる。
浅草には演芸場もいくつかあり芸人の町でもある。
前に浅草公会堂で新春の歌舞伎を観て感動したが、今回はこてこての芸能が観たくなり、浅草寺の西門の側にある木馬亭に入った。
漫才ありコントあり、手品あり、そして大衆演劇がある。
出演者と客が近く、笑いの渦が出来る。
演劇もこてこて清水の次郎長と森の石松の話。
船の上で「お前さん江戸の生まれだったねぇ」「あ~神田の生まれよ」「さ~寿司食いねぇ~寿司食いねぇ~」とお馴染みの場面も出て来る。
客はわかっていても大笑い。
下町の人は演芸も大好きだ。



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