2010年8月18日水曜日

アート ガーデン

今朝は岡山駅西口から少しの処にあるアート ガーデンというギャラリーに行った。

龍神祭でいつもお世話になっている書道家の曽我英丘先生の個展がここで開かれ、今日がそのオープニングであった。
今回はオーストリアのウィーンを拠点に活躍している梶浦徳雄氏との2人展だった。
オープニングの前に曽我先生から梶浦氏を紹介して戴く。
私は名刺を差し出し挨拶をする。
お顔を拝見すると何故が馴染みのある顔、先方もすぐに気付く。
なんと中学校の同級生だった。

彼は岡山から東京芸大の大学院油科を卒業した後、国立ウィーン美術大学彫刻科で学び、そのままウイーンに住み、創作活動を続けているらしい。
久しぶりに頑張っている友の姿を見て、私も嬉しくなる。

彼の作品は壁に黒に塗られた角材を組み合わせて、拡がりのある空間を表した物や、木っ端にいろいろ彫刻した物を並べたり、また多重空間を部屋を位相する事で表現した絵であったりと視点がユニークで面白かった。

曽我先生は書道会の重鎮である。
先生の話を聞いていると、なんとも言えず大らかな気持ちになる。
作品もそうで今回は漢詩を書いた物や「天地の利」 「是空の世界」 そして「神龍」といった大作も出展されていた。
「是空の世界」は上に横一らしき物 下に水の字らしき物が書かれているが、字では無い。
水らしき物も左から書かれている。
先生に聞くとやはり字では無く、感覚で書いたと仰っていた。

今回私がお邪魔した理由は、先生の作品「神龍」が玉井宮東照宮の龍神祭に合わせて奉納される事になっていて、龍が動き出す前に宮司さんにお払いをして戴き、龍によって人々の心が清められるよう祈る神事する事になったのである。

で私はであるが、宮司さんから大払いの祝詞を挙げる時に太鼓を叩いて下さいと言われたのである。
私は「神龍」を見ながら、宮司さんの祝詞を聞きながら即興で太鼓を叩いた。

神事が終わった後はよりすっきりした気分になった。
お客さんの中に以前岡山に住んでいた時のご近所の方が2人おられた。

今回曽我先生のお陰で、懐かしい方々にも会え嬉しかった。

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