2010年8月9日月曜日

B.B.Q

昨日は我が部落の夏祭りがあった。
まだ昼間は暑いが陽の沈む頃になると外では過ごし易い。
いつもながら大人達は公民館の前でB.B.Qを焼き、子供達はまんどの花火を打ち上げる。
私も飲み食べながら部落の人達と話しをし、のんびりした時を過ごした。

明日も夕方からB.B.Qがある。
場所は玉井宮東照宮さんで、毎年行われる「龍神祭」のスタッフの懇親会である。
ここもいろんな興味深き人達が集まるので面白い。
去年は「龍神祭」のプレイベントもしたのでなかなか大変だったが、今年は玉井宮東照宮さんだけに焦点を合わせればいいので気は楽だ。
ゆっくり夕餉を楽しめそう。

こうして夏の風物詩のB.B.Qが続くが、B.B.Qと言ったら思い出す事がある。
私がオークランドと言う黒人の人達が多いエリアに住んでいた時の事だ。
治安も決して良い場所では無かった。
しかしながら家賃も安かったし、管理人の人が親切で良い方だったのでここに決めた。

住み始めて、黒人社会は外部の人達には閉鎖的だという事がわかった。
朝近所の人に「Good morning]と声をかけても、全く無視である。
これがずっと続いた。
しかし内のアパートの隣がFrint‘sというB.B.Q屋さんであった。
ここのB.B.Qは味も良く、ベイエリアでは結構有名だった。
私もここでB.B.Qを買っている内にここの主人のMr.Greenと仲良くなった。
Mr.Greenは年配の方だったが、このエリアでは信望の厚い人だった。
この頃から周りの人達の態度が変わって来た。
道で会っても
「Hey.brother How are you doing?」
と声をかけてくれるようになったのである。
やっと受け入れて貰った感じがして嬉しかった。

ある時こんな事があった。
私は20年以上前のぼろぼろのフォルクスワーゲンに乗っていた。
この車、ある日アパートの前の通りで動かなくなった。
そうすると、どこともなく黒人の人達が3~4人出て来て、近くの修理屋さんまで押してくれたのである。
有り難かった。

懐かしい思い出だ。

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