2010年7月13日火曜日

土佐②記

1日目を終え、SAで夜を明かす事にしたが、その前に私は酒を少々買っていた。
車の布団に横たわって、チビチビ飲んでいたらすぐに睡魔が来る。
寝不足のまま1日中走ったのだから無理もない。
まだ10時だったが寝る事にした。

朝5時30分携帯の目覚ましで起きる。
まさに熟睡であった。
頭もすっきり。

この日最初第28番札所の大日寺に向かう。
6時30分に到着、参拝をしてから7時に納経所に行き、筆で納経帳にお印を貰う。
完璧だ。
続いて南国市、高知市、にある国分寺、善楽寺、竹林寺、禅師峰寺と周る。

この後桂浜の近くまで来たので寄ってみる事にした。
どこか見晴らしのいい処でダラブッカを叩こうと思って、持って出てみたが、到る処に観光客がいる。
まあ特に今注目を集めている場所だからなぁ。
丘の上に上がり、竜馬像を見る。
実に大きい。
太平洋に向かって、志を大きくしている感じ。

土佐で太平洋を見てると沖に島が無い。
これは千葉の九十九里海岸でも感じた事だが、瀬戸内海をいつも見ている私達からすれば、ちょっと不思議な感じだ。

あの海の向こうには何があるのだろうと想像を逞しくもするだろう。
また太平洋ゆえ厳しくもある。
台風はいつも直撃になるし、海岸線を走っていると、到る処に津波の危険な地域が指定されてある。
防波堤も半端な高さでない、漁船の高さの何倍か軽く10mはある。
わからぬ事の希望と怖さが同居してのかも知れない。

結局ダラブッカを叩ける場所は見つからず、食事をしてから、先に進む。
雪けい寺、種間寺、清瀧寺、青龍寺と周る。
平地にあるお寺、山深い処にあるお寺、どのお寺も古刹であり、それぞれに趣がある。

青龍寺からは横浪黒潮ラインに乗る事になる。
ここは海から絶壁がそそり立ち、その山の上の右往左往曲がりくねった道を走る。
いやはや太平洋が山々を押し上げたような処だ。

ここからは足摺岬に向かって南下。
しかしこの道もなかなか一筋縄では行かない。
山の起伏の中を走る。
もうこの頃になると時間が押しているのがわかる。
初めは足摺岬の金剛福寺まで行けたらなぁと思っていたが、無理である。
その手前の第37番札所の岩本寺で最後にする事にした。

今回16のお寺さんを周らさせて貰った。
天気予報では特に後の日は降水確率80%だった。
私も覚悟して雨具も用意していた。
しかしながら、天気はいつ降ってもいい曇天だったが降らなかった。
雨は夜に降り、そして最後の岩本寺の参拝が終わり、車に戻った処でざっと降った。
皆さんこれで、私の普段の行いが如何に良いのかお解かり戴けたかと思う。

帰り道海岸線を走っていると景色の良い公園があり、そこからから海の方に石積みがされていたので、そこでダラブッカを叩いた。
周りが海だったのにダラブッカの音は不思議に大きく鳴った。
今回も和太鼓を持って行ってたが、いつ降るかわからない天気と湿った海風の心配があり、ケースから出す事は出来なかった。。
その点ダラブッカはヘッドがプラスティックなので安心だ。

しばらく叩いた後帰路に。
途中「道の駅」があったので土産の饅頭と土佐鶴1本を買った。
帰りは高知道に。

SAで「南国ラーメン」を食べた。
ラーメンのトッピングにマンゴーとパイナップルが乗っている。


嘘である。

不妄語 不綺語 不悪口 不両舌・・・・・  まだ修行が足らぬか

正解は鰹だしを使ったあっさり和風ラーメンで清流の青さのりと鰹節が上に乗っている。
なかなか美味しいラーメンだった。

高知道に乗れば3時間ぐらいで帰れる。
便利になったものだ。
今回の走行距離は880kmだった。
高速道路ばかりなら大した距離ではないが、6割以上は一般道である。
我ながらよく走ったと思う。

また続きの旅が楽しみだ。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

>どこか見晴らしのいい処でダラブッカを叩こうと思って、持って出てみたが、到る処に観光客がいる。

是非叩いてくださいよ〜。
僕はイスタンブールでそんな場所で叩いてみました。
よかったらブログみてみてください。

http://blogs.yahoo.co.jp/cimbal_cinta/33407553.html

shun-oto さんのコメント...

イスタンブールでダラブッカを叩くなんていいですね。
私も1度行ってみたいです。
ブログ拝見しました。
楽しそうですね。