2010年3月2日火曜日

ぐい飲み

私はどうも酒が好きみたいである。

みんなとわいわい飲むと言うのでなく、一人でちびちび飲んでいる。
時には酒を飲みながら太鼓を叩いている。
飲んでいると、頭の中に別の回路が出来て新しいフレーズが生まれることがある。
こうなると酒はやはり必需品かなとも思う。

酒を飲む時に使う器であるが、これが重要だ。
適当な容量というものがある。
私の場合 苦手なのはお猪口だ。
一人の時は使わないが、宴会の時などに使う。
これは小さいので一口で飲んでしまう。
で杯を皆と重ねている内に自分がどのくらい飲んだかわからなくなってしまうのである。

逆に容量が大きいと当然ながら、これまた飲んでしまう。
で最も良いのはやはりぐい飲みだ。
湯飲みより少し小さい。

ぐい飲みについてこんな説明を見た。
片手の掌にしっくり納まる大きさでありながら、土味、火色、窯変、灰被など 焼き物が持つあらゆる表情や作り手の個性、陶技が込められたぐい飲みはまさに「やきものの小宇宙」である。
実に上手く言ったものだ。

私も過去気に入ったぐい飲みを使ってきたのだが、酒器ならではの問題がある。
お分かりであろうか?

酒器は酔う時に扱う物だ。
当然酔って落としてしまう事もある。
今まで何回愕然とした事か。

昨日久しぶりに飲み友達の備前焼き作家の処に行った。
陳列棚を覗いていたら、火襷と灰被が程良く入ったぐい飲みを見つけた。
安く分けて戴いた。

大事にしようと思う。

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