2009年12月2日水曜日

ジーンズ

私も数年前まではずっとジーンズを履いていた。
最近はもっと楽な物がいいと感じ、履かなくなった。

ジーンズの魅力は過酷な労働にも耐えうる頑強さにあると思う。
もともとはアメリカの開拓者達が幌馬車の幌の生地を使って作ったと言う。
そんなジーンズであるが昨今の風潮を見ると、明らかにおかしいんじゃないと思う。

もともと丈夫な物をわざと薬品を付けて脱色したり、表面をバーナーで焼いたり、やすりで傷付けたり、切ったり、貼ったりと分けがわからない。
勿論私も膝が擦り切れたジーンズや当て布をした物も履いていた。
しかし意味が全く違うのである。

最初インディゴブルーだった物を身に付け、作業し履いていく内に、序所に色も抜け、ほころびもし、膝が切れたりして行くのである。
謂わば、ジーンズには1本1本歴史がある。
だから他人のジーンズを見ても楽しいし、「よくそこまで履いたなぁ~」と言う事にもなるのである。
新しい物に敢えて傷付け販売し、それを喜んで買うという心理は理解できない。
物を大切にという精神からも反していると思う。

如何であろう?

0 件のコメント: